男子にも起こる鉄欠乏
「鉄欠乏」は普通に起こっている!
成長期の子、スポーツをしている子は要注意
「鉄が足りない」というと、女子に起こるイメージかもしれませんが、男子にも鉄欠乏は普通に起こっており、スポーツをしている場合は特に頻発します。

成長期の子、スポーツをがんばっている人、
以下の症状は思い当たりませんか?
☑疲れやすい
☑普段はなんともないのに運動をすると足首が微妙に痛む
(膝や肩、背中、肘、腰など部位はさまざまです)
☑頭が重かったり頭痛がよく起こる
☑朝なかなか起きられない、午前中は調子が悪い
☑風邪をひきやすい
☑注意力が低下している
☑最近「やる気」が出ない
「言われてみれば・・・」程度のちょっとした違和感なので見過ごしがちなものばかりですね。特に中学生・高校生の子は保護者に伝えていない場合も多々あり、我慢できなくなってから「実は・・・」と教えてくれ病院に駆け込む、という図式はご相談者の中にも結構見受けられます。
さて、一見、鉄とは結びつかない上記のチェック項目、なぜ「鉄」が“痛み”や“精神の安定”、“疲れや寝起き”に関連しているのでしょうか。
目次
鉄が足りないと痛みに繋がる!?
成長期の子たちは、骨もどんどん成長しています。しかし材料が足りていない場合、うまく骨が形成されていきません。骨なら「カルシウム」と思ってカルシウム強化をしている人は多いかと思いますが、骨はカルシウムだけでは丈夫にならないのです。なぜなら骨の内部にある支柱部分、「コラーゲン繊維」が「骨の質」を決めているからです。このコラーゲン繊維の主要な材料の1つが「鉄」。これが足りていないと軟弱な骨となって容易に骨折が起こったり、骨の形成スピードが成長に追いつかないということが起こります。つまり「成長痛」ですね。「成長痛」と言われて痛みを薬や一時的な休養でコントロールしている場合ではありません。「鉄」をしっかりと摂り、体がしなやかで丈夫な骨をつくる(あるいは修復する)のを後押ししてあげることが、今自分にやれる最大かつ有効な方法なのです。
精神の安定と鉄の関係
「落ち着きがない」「すぐ気が散る」「癇癪をおこす」
「鉄と精神の安定」が結びついていると考える人はほとんどいないかと思いますが、これは本当に大事な視点です。例えば“やる気”を司っている「ドーパミン」や、“精神の安定(幸福感)”を司る「セロトニン」という神経伝達物質がありますが、これら神経伝達物質を体内で作り出す過程で必須の栄養素が「鉄」。つまり普段から「鉄」が足りていないと「心」にも支障が出てきて精神パフォーマンスに大きく影響を与えていく、ということになります。
現代人は鉄が足りない|中高生だけでなく小学生でも
「いつも疲れている」「朝が起きられない」ことも
↑でお伝えした「セロトニン」。実はこのセロトニンをもとに作られるのが「メラトニン」です。メラトニンと言えば、「睡眠」を調整している神経伝達物質ですね。セロトニンが作られにくくなっているということは、その先にある「メラトニン」も作られにくいということですから、「睡眠がうまくいかない」ということが起こってきます。「眠れない→疲れが取れない→体の回復がうまくいかないまま朝を迎える→なかなか起きられない」という図式です。
上記チェック項目が思い当たるようでしたら、今日からすぐに「鉄」対策をしていきましょう。例え「当てはまっているような、いないような・・・」と感じられる場合でも、鉄を意識した食べ方は成長期であるならば、そしてスポーツをしているならば、是非取り入れておきたい食べ方です。本格的な不具合に発展する前に、普段の食事からコツコツと摂取していきましょう。パフォーマンスが断然違ってきます!
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